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幸村が気侭に綴るblog。 及川光博氏のメッセージ性・自己実現への姿勢を見習う日々。
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おはようございます。こんにちは。こんばんは。
金木犀の匂いで心の底から幸せになれる幸村です。

一昨日、掻い摘んで書きましたが本日はきちんと書きましょう。

十月八日、仕事。
早朝、電車を待つ駅のホームに立つ。
風の吹き抜ける清清しい秋の朝です。天気も良く、風を感じていると匂いが。
ふわっと香ったのは、金木犀。
一呼吸するのももどかしくなります。もっと、金木犀の香りを吸い込みたいんです。淡く大気に溶け込んだ匂いは、吸い込むと体中に染渡ります。しかし、もっとその香りを味わいたくなる為、一つ息を吐く時間さえ長く感じてしまう。

電車がくるまでの数分、ずっと深呼吸をしていました。


一駅乗って、電車を乗り換えます。
降りた駅の向かいは神社がある山。そこにも、金木犀が群生しているようです。降り立った瞬間、幸村を撫ぜた風にもあの芳香が乗っていました。
電車が来るまで十分程度の余裕があるため、存分にこの季節の香りに浸ることが出来ました。

仕事を終えて帰りの電車に揺られつつ、秋晴れの空を眺めてぼんやりしていました。
その日は、二つの台風と秋雨前線が合体した所為で幾分風も強く、扉が開くなり夏の名残のない秋らしい風が吹き込んできました。
そして、冒頭に出てきた駅で降ります。

風が向ってくる時、幸村には一つ癖があります。
胸いっぱいに、吸い込む癖が。

扉が開いて肩に掛かった髪が流された瞬間、幸村はホームに靴を降ろしながら全身で風を吸い込みました。乾ききっていない優しい感触の、秋の風です。確かに普段より随分強かったけど・・・。気持ちのいい風です。

吸い込んだ途端、歓声を漏らしてしまいました。
駅のホームが、金木犀に包まれている!

「すごい!金木犀の香りだ!」

駅の直ぐ下の車道に沿って、幾本かの金木犀が植えられいます。
その子たちが、朝広げていなかった花を広げ、より芳醇な香りを漂わせていたんです!ほんっとにすごかった!!
しかも、これだけ風が強いにも関わらず。

幸せだったなあ・・・。


そして、その日の内にノーインターネットの地へ赴いた幸村。
坂を上った正面に、大きな金木犀の木。
その直ぐ傍の角を曲がったところに、金木犀の木。
数十歩歩いたところ泊まった家の正面に、金木犀の木。
直ぐ隣に、屋根より高い?金木犀の木。

はっきり言って、金木犀だらけです。
今挙げた数本以外にもあります。

だから、ですよ!
一昨日、窓を開けていると家中金木犀の香りに満たされたのは。
窓の外は

「そんなにあったら、臭くないの?」と思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。こんなに木が沢山あって金木犀だらけなのに、くどくないの。
寧ろ、足りない足りないと胸を焦がすことなく味わえる。幸村にとっては丁度いい濃さでした。


そして気づいたのは、金木犀の香りは日と共にあるということ。

朝、早すぎる時間にその香りはしません。
御日様が昇って、徐々に空気が温まると少しづつ匂ってくる。
南中を迎える前後になると空気の色がオレンジになります。それくらい匂いが大気に溶け込んでくる。
日が傾き、昼と夜の間の時間になると、段々匂いも納まっていく。

こんなにめいっぱい金木犀と戯れたのは、一体何年ぶりでしょう。
一日中、彼女達に包まれる生活は本当に夢のようでした。


いつもの家に帰ってみると、散ったと思っていた金木犀たちがまだ未開花だった花を開かせ、専ら金木犀浴の毎日(笑)。
先日の名月の夜も、夜風がほんのり香りを届けてくれました。

その日から毎晩、月を見上げて風にも酔う幸村です。

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プロフィール
HN:
幸村玖月
性別:
非公開
趣味:
ストレッチ。歌。シャドーイング。
自己紹介:
≪座右の銘≫
「憧れる暇があるなら見習え」
「どうせやるなら大胆に」

≪見習いたいひと≫
・及川光博
・野村萬斎
・ペ・ヨンジュン
・四代目猿之助

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返信はblog記事の後書にて。

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