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幸村が気侭に綴るblog。 及川光博氏のメッセージ性・自己実現への姿勢を見習う日々。
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おはようございます。こんにちは。こんばんは。
あくまで原作、幸村です。


日曜劇場「半沢直樹」。
大ヒットでしたね。
今年の流行語大賞にきっとノミネイトされるであろう「倍返し!」まで
生み出しました。
当初、みっちーが出てたから見始めたんだけど(笑)、
俄然、話の内容と展開、脚本のクオリティの高さに惹きこまれました。
そう。
脚本がすごいと思った。
こんだけおいしいところ詰出来るもんなのかと。

で。

原作も読んでみよう!と思ったわけ。

これまで読んだことがあるドラマ化された作品の原作って、
おおよそドラマと同じ感じで、
ドラマと違っていたとしても、原作は原作として楽しめるものが多かったから、
そのつもりで読んでみたんだけど。

タイトル通り、バブル入行組の3人(殊、近藤くんの印象強い)のお話でした。
ドラマの「半沢直樹」のイメージで読むと、ちょっと印象が違うかな。
ドラマは、「原作のおいしいとこだけを煮詰めといたYO!!!!!!!!」
ってことがよく分かる。
そして、「半沢直樹」ってタイトルにしていることがよく分かる!!

ドラマは、半沢はんの話でしたもんね。
渡真利ンや近藤くんは、あくまでサポートっていうかサブっていうか。

それにしても、
原作はあくまで原作。ってドラマ、めずらしいなあ。
ここまでドラマ用にアレンジして、原作以上の見応えにしてしまったドラマの脚本は、
本当にすごいと思いました。
「半沢直樹」のヒットの要因って、よく分析されてるけど、
脚本が明暗を分けたんじゃないかなあ。
もちろん、前に綴った通り、他の効果はいくつもあるんだろうけど。


そんな訳で。
ここまでで分かる通り、
「俺たちバブル入行組」「俺たち花のバブル組」ですが、
幸村さんとしては読み足りない気がしました。
2冊とも読んだけど、のめりこまないまま終わってしまって。

近藤くんがメインっぽい感じがしないでもない。
バブル入行の面々のお話って感じだった。
だから、タイトルがそうなってるのはすごく納得出来きました。
なるほどね~!って。
 
アタシは個人的に、脚本の方が好きです。
細かな設定や人物像も、
ドラマの方が魅力的だったかなあ。
花ちゃんも頭取も。
半沢はんのお父さんの設定も。

ドラマの磨き上げが比類ないものになっていた分、
原作はあちこち物足りない気がしたかな。
会話劇中心で、場面を想像する前に話が進むのが、
アタシにはよくなかったんですょ‥。
細かい人物の描写がある方がのめり込めるタイプなの。
だからね、特にに感情移入出来る部分が無くて、
なんとなく読み終わっちゃう感じでした。
世代や立場によっては、魅力的なのかもしれないけど、
少なくとも、アタシには迫るものがなかったかなあって。

そして、読めば読むほどに思ったのは、
「全編を通して、登場人物全員が批判的な目線で生きているお話だな」ってこと。
こ‥これって、たまたまこのお話のキャラをそういう子たちに揃えたのかな‥?
包容力のあるキャラがいなかったのは衝撃でした。
まさか、頭取まで短気な御仁だなんて。
実る程に垂れるものではないのか!?とか思ったりして(笑)
半沢はんも、渡真利ンも、なんか人間がちっちゃい‥。
ちょっとショックだった(笑)

なんか、読んでてどこまでも作品と自分の中に距離を感じたのは、
それら人物設定に原因があるんだと思う。
癒される場面がないっていうか、共感できる子がいなかった。
最後の方、渡真利ンの言葉は、多少熱がこもったけど、
言うほどでもなかったしなあ‥。
結局、渡真利ンの自分本位の意見だしね。
正しいか正しくないかは別として、
誰かのためじゃなく、自分のための言葉。

ドラマの渡真利は、器がでかく描かれていてよかったデス。
ドラマの登場人物たちが、懐の深いキャラにしてもらえてて最高でした。
うん。
やっぱり、人間「誰かのため」って気持ちを滲ませてないと、
魅力は伝わらないよ‥うんうん。


池井戸さんの他の作品を拝読したことがないので、
どうなのか判じかねるのですが、
池井戸さん御自身の目線が、批判的になりがちなタイプなのかしら‥と思ったり。
じゃないと、ここまで登場人物全員が批判的にはならないんじゃあないだろうか。
‥どうなんだろうか‥(++;)
ごめんね、全然他の知らないから何とも言えないんだけど!!
現段階ではアタシにはそうとしか思えないんだ‥!!!

キャラの傾向に中てられて、
読み終わった後、ちょっと疲れたです(汗)
こういう小説もあるんだなあ~。
なんか、新しいのに出逢ったよ(笑)
小説のキャラとか傾向って、ホント色々あるんだね。


登場人物の相関においても、
ドラマの方がスッキリしていて分かりやすいかなあ。

‥原作をどうこう言うつもりはないんだけど、
どうしてもそんな話になってしまう感想です‥。
すみません Orz


結論。
この小説は、あくまでドラマの原作。原点。
小説は小説、ドラマはドラマとして見るべきなんだということを、
教えてもらえた気がします。

今までって、結構ドラマのイメージのまま読んでも大丈夫だったんだけど。
これに関しては、別物として見る方がいいかもって。

ドラマは原作のエキスをうまく抽出していたんだなあと。
原作は、バブル入行メンバー一人ひとりが主役扱いで、
誰か一人がメインってわけじゃないです。
でも、近藤くんが一番活躍しているような、印象的なような。
半沢はんも、最後の最後が良い感じ。
渡真利はんは、言うほどでもなかった気がしないでもない(笑)
お酒呑んで愚痴ってる子、みたいな印象しか残ってないなあ(笑)


やっぱり、行き着くのは、
ドラマ「半沢直樹」の脚本はすごかった!ってとこかな(笑)
あれだけ濃縮出来るなんて!!
人物の相関か話の展開のアイディアは、堺さんからも出てたらしいですね?
みんなで、どんどん研ぎ澄ましていったんだろうなあ。

脚本と原作、どっち好きって言われると、
正直な話、アタシは脚本の方が好きだなあ。
人物の描かれ方が、好みです。
「誰かのために頑張ってる人」が沢山いたじゃない?
見てて、元気もらえる。そういうキャラが多い方が。

単純に、登場人物に寄せる心の距離の問題だと思うんだけど。
脚本の方が、ぐっと近づける気がする。
  
原作の方が好き!って人も沢山いるだろうけどね!
そこは好みの問題だし、どっちがどうって話じゃないから。


あ。
でも結局「渡真利の妻は、学会で海外」設定はありませんでしたょ‥?
一体、渡真利はんの奥さんってどんな人なんだ‥!!!(笑)
あと、ホットが好きとかも無かった!
やっぱりみっちープロデュースだった!!
ていうか、渡真利に関して、
特技が酒、ってことしか分からなかった!!(笑)

謎!!!!!
渡真利忍は謎だらけDA!!!!
超モヤモヤする!!!(笑)


プロフィール
HN:
幸村玖月
性別:
非公開
趣味:
ストレッチ。歌。シャドーイング。
自己紹介:
≪座右の銘≫
「憧れる暇があるなら見習え」
「どうせやるなら大胆に」

≪見習いたいひと≫
・及川光博
・野村萬斎
・ペ・ヨンジュン
・四代目猿之助

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返信はblog記事の後書にて。

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